唯川 恵 永遠の途中
27才から60才までの2人の女性の 恋 仕事 生き方を平行して
描いているもので、多分 大多数の女性が隠しておきたい心の中の
本音が書かれています。
唯川さんの作品はよく読みますが
いろいろな女性のベールをうまくそぎ落としたものが多いです。
女性だったら誰もが思うけれど 今まであまり描かれなかった
素の部分 負の部分 心の声を 過大も過小もせずに書いているところが
好きです。
人生 こんなものだなあ と絶望したり 落胆したりする場面も多いのですが
不思議と 読んだ後
「また明日から がんばろう」
と 思うんですよね。
多分 どんなにうまくいってそうな人や 幸せそうに見える人も それぞれに
もがいたり 苦しんだり 悩んだり ねたんだり 恋いこがれたりしている
ということがわかるからなんだと思います。
60になっても もしかすると今とさほど変わらないことで成長しつつも
悩んでいると思うと 楽しみなような ちょっと おそろしいような(笑)
永遠の途中 ・・・タイトルが秀逸です。
吉本 ばなな デッドエンドの思い出いくつかの作品が入っていて 表題作 デッドエンドの思い出は
吉本さん自身が この作品が世に出る時点で 今までの作品の中で
一番好きと 書いていました(?!えっ キッチンより?つぐみより?)
が 私は 幽霊の家 という作品が気に入りました。
それにしても 彼女の作品は どんなにドロドロした人間関係や
修羅場を描いても さーっと風が吹いたように すぐ乾くんですよね。
でも決して 冷めているわけではなくて
静かに 熱い熱いものが とめどもなくあふれています。
そして 吉本さんの作品にはいつも 澄んだ目の輪郭の濃い
良い男性が登場します。
そんな彼とお互いにしかわからない 惹かれ方をしていくときの
ほわっとあったかい どきどきがいいですよね。
他の人は関係ない、自分たちだけが わかる 幸せに気がつける・・・
それも 才能ですね。



伊坂幸太郎の「ラッシュライフ」を読んでとてもおもしろかったので今は「オーデュボンの祈り」を読んでいます。いくつかの話がどこかでつながっているところがとてもワクワクしておもしろいです。
読み終わったら「永遠の途中」を読んでみようと思います。またおすすめ本教えて下さいね